【くるめぐらし会議vol.1レポート】福岡と久留米がちょっと分かった日
5/11(金)に久留米のMekurutoにて開催した「くるめぐらし会議Vol.1」では、およそ50名の方にご参加いただき、福岡・久留米のゲストと共にくるめぐらしの在り方や今後についてを考えました。
福岡のゲストは、福岡テンジン大学学長の岩永真一さん、スペースRデザイン代表の吉原勝己。久留米のゲストは、H&A brothersの半田啓祐さん、満さん兄弟。そしてモデレーターとして久留米のおきなまさひとさん、中村路子さんに進行をしていただきました。
当日はゲストのトークセッションに参加者同士のグループトークを交え、全国ランキングにみる福岡と久留米の実態や、立地の特性にも関連する歴史的背景、そこから生まれた地域性などが続々と見えてきました。
圧倒的リーダーのいる福岡。
横につながっていく久留米。
常に誰かが引っ張っていくまち福岡。
集落ごとの自治がありコミュニティが生きている久留米。
コミュニティや趣味まで準備されている福岡。
コミュニティや団体が気軽に生まれやすい久留米。
消費に最適化された福岡。
自分たちでつくる久留米。
でしゃばる福岡。
ぬるっと入る久留米。
戦争の多かった商人のまち福岡。
筑後全体で農民たちが一致団結してきた久留米。
仕事とプライベートが分離した福岡。
仕事と生活が密着した久留米。
お、おもしろい…!
どちらがいいとかそういうことではなく、これまで捉えられなかったまちの正体が少し理解できたような気がして、私自身するすると糸がほどけるような爽快感を味わいました。なんとなくそうだと思えることも歴史や風土など複合的な要素がその地に根付いて形成されたものであることをあらためて感じ、とても勉強になりました。これはきっと内側の目線だけでは気付かないことだと思うので、福岡人と久留米人のお話し会、いい時間でした。
「自分たちサイズ」をつくり、その小さなつながりが増殖し、さらに連携していくコミュニティの育て方が久留米らしさの一つの特徴。さらに考えたり、話し合ったりできる場があることで、場とコミュニティが連動し一人では実現できない働き方や暮らし方が生まれるのかもしれません。
新しく誕生したH&A brothersとスペースRデザインの共同事業体「くるぐらハッコウ所」では、そんな久留米らしいくるめぐらしの実現に向けて今後活動していきたいと思います。
そして、この「くるめぐらし会議」はvol.2に続く予定ですので、詳細が決まり次第またご案内します。ご参加いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。