【久留米DIYリノベカレッジレポート】~はじまりの解体編~
こんにちは!ついにスタートしましたー!!
久留米工業大学×コーポ江戸屋敷の連携プロジェクト「久留米DIYリノベカレッジ」
コーポ江戸屋敷の一室をキャンパスに、解体~施工~完成に至るまでのリノベーションの工程をプロの職人さんに学ぶDIY実践型プログラムです。
今回結成されたチームメンバーは、社会人と学生さんがほぼ半々。将来的に空き家活用をお考えの方や物件の管理業をおこなっている方、またリノベーションやDIYを卒業研究のテーマにされている学生さんなど。年齢や環境、目的は違えど、DIYに対する好奇心と学びの意欲はみなさん同じです。
第1回目のワークショップの内容は、「解体」
解体といってもコーポ江戸屋敷は構造上の特性から壁を壊すことができないので、この日は床と押入れの解体と壁紙剥がしをおこないました。
まずは、床の解体からスタートです!
畳をめくり、下地材を剥がし、あっという間に根太という骨組みの状態に。
1階なので根太の下には床下が丸見えなのですが、半地下室が作れそうなほどの深さにみなさん驚きです!
落ちないように恐る恐る下をのぞいてみると…
なんと建設当時(41年前)の新聞や懐かしいジュースの缶を発掘!
懐かしい人、生まれてない人、、、そんなジェネレーションギャップがまた面白く…(笑)
こういった体験ができるのもDIYならではの醍醐味ですね。
さて、続いては壁紙剥がしに取り掛かります。
スクレーパーという道具を使って壁紙を剥がすという一見単純な作業ですが、ただ力を込めれば剥がれるというものでもなく、効率よく剥がすための順序や力の入れ方など、コツを教わりながらの作業です。
これが見た目によらず地味にキツイのですが、コツを掴んでくると夢中になってつい黙々と。
一人だと気の遠くなるような作業でも、みんなで手分けすると早いし楽しいものです。
キレイなモルタルの壁が現れてくると、さらにやる気が出てきます!
素晴らしいチームワークのおかげで午前中の作業はかなり順調の模様。
ここで切り上げて昼食休憩に。
お昼ごはんは、コーポ江戸屋敷にできたパン屋さん「江戸やしきパン工房」へ!
焼きたてパンを買って帰り、職人シェアオフィスBASEで自由気ままな休憩時間を。
他愛もない会話からそれぞれのDIY経験など、自然と交流も深ります。
さて、エネルギー補給ができたところで、午後からは壁紙剥がしのラストスパートと押入れの解体に入ります!
この押入れの解体にこそ、今回の学びのポイントがありました…!
そのポイントとは、ただ壊すのではなく”キレイに解体する”こと。
今回のように既存を活かすリノベーションの場合には、残したい部分も多くあります。力ずくで壊すと素地を傷めてしまうので、「造られた当時の工程を想像しながら、その逆の手順で解体する」ことで、キレイな状態を保ち解体することができるのだとか。そんなコツを教わりながら、考えながら壊す慎重な解体作業となりました。
声を掛け合い、協力し合いながらの連携作業でキレイに解体することができました。
そして41年間隠れていたコンクリートがお目見え。とてもキレイです!
以上でこの日の作業は無事に終了!
解体後の室内は風通しが良くスッキリとした印象に。
私的に表現するならば、長年身にまとっていた服を脱ぎ捨てたような軽やかさ…といった感じです(笑)
最後はみんなで集合写真。
久留米DIYリノベカレッジのチームメンバーのみなさんです。
今回参加できなかった方もいらっしゃいますので、次回は全員集合できたらいいですね!
第2回目は、11月30日(土)に床づくりを予定しています。
随時レポートをアップしますので、今後もDIYリノベーションの過程をご一緒にお楽しみいただけると幸いです!
スペースRデザイン 前田